・変貌の山
主イエスは3人の弟子たちを連れて祈るために山に登りました。そのときに「御顔の様子が変わり、御衣は白く光り輝いた 」とあります。人の顔ではなく、「別の顔」、神の子としての顔に変貌したのです。
・十字架と栄光の救い
「ふたりの人がイエスと話し合って」とありますが、それはモーセとエリヤでした。彼らは旧約聖書を代表する人物たちです。彼らは主イエスとともに「エルサレムで遂げようとしておられるご最期について話していたのである」とあります。その「ご最期」とは新しい出エジプト、十字架の救済のことでした。主イエスが弟子たちに対して、その光景を顕にされたのは、彼らが十字架の苦難の中でも、栄光ある救いの道を見失わないためでした。
・「彼の言うことを聞きなさい」
やがて栄光の姿は消え去りましたが、雲の中から御父の声がしました。「…これは、わたしの愛する子、わたしの選んだ者である。彼の言うことを聞きなさい」。つまり、主イエスを神の子として認証し、彼の言葉によって新たな救済に導かれるということです。
このことは私たちの場合も、全く同様です。つまり、イエスの言葉である福音に深く聞く時、私たちも変貌の山を体験し、救いの道を見失うことなく、信仰の人生を歩むことができるということです。
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