・母と重荷
母は、神から託されて生命を産み、育み、守る役割を担います。またその賜物も受けています。それは何よりも喜びですが、また担えないほどの重荷となることもしばしばです。特に、現代の母親は孤立してしまう場合が多いと言われます。
・重荷をゆだねる
詩篇55:22に「あなたの重荷を主にゆだねよ」とあります。 「重荷」とは与えられたものという原義がありますが、また心配、煩い、重荷と翻訳されています。母親にとって、子どもはここでいわれている「重荷」そのものです。
「ゆだねる」とは、任せるということですが、放り出す、降ろすという意味があります。ですから乱暴な言い方ですが、すべて重荷を投げ出しなさいということです。子どもはもともと神が与えてくださった賜物です。それをもう一度、神にすっかりと任せきるようにということで、さながら礼拝です。母は子どもを通して神との出会いがあるのです。
・主が心配してくださる
「主は、あなたのことを心配してくださる」これは約束の言葉です。「心配する」とは、単に気持ちだけで気にかけるというのではなく、実際的に、支え、養い、守り、育ててくださるということです。実際に聖書でも、モーセの母ヨケベテ、イシュマエルの母ハガルが、その神の心配と養いを体験しています。
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