2019/9/15 出エジプト32:1~14 金の子牛事件


・金の子牛事件
 モーセが山に登ってから約40日が経った時に、民は不安にかられ、アロンに偶像を造るように求めました。アロンが金の子牛を造ったときに、人々はそれを主なる神として生贄を献げて祭りを始めました。「民はすわっては、飲み食いし、立っては、戯れた」とは偶像崇拝につきものの遊興と放縦の有様です。

・神の怒りとモーセの執り成し
 神は民の有様を見て「うなじのこわい民」頑固で不従順なと断じ、怒りを燃やしました。さらに「絶ち滅ぼす」とまで語りました。これに対してもモーセは必死になだめ、とりなしの祈りをしました。それはくり返し忍耐深くなされた結果、神はようやく怒りをなだめられました。しかし悔い改めることなくかたくなさを続ける者たちは、滅ぼされました。

・神を恐れる心と祈り
 この旧約の出来事は、新約に生きる私たちに教訓として語り継がれています。私たちの場合も、偶像崇拝や世をむさぼるような生活をするときに、滅ぼされるのは同じです。神を恐れて、それらを避けなければなりません。さらにモーセにならって互いのために、執り成しの祈りをする必要があります。世の力は強く、誰でもその虜になる危険をはらんでいるからです。
 ある人々は、必死の祈りと執り成しの力で、罪に陥っていた友や伴侶また家族を救い出したのです。