2019/7/7 出エジプト16:1~15 天からのパン


・つぶやき
 出エジプトから1ヶ月が過ぎてシンの荒野に入った時、イスラエルの会衆は、食料の欠乏していることでモーセとアロンに対して「つぶやき」ました。「つぶやき」は人間的性急さからおこることで、本質は「神に対する」不信仰と反逆心です。彼らは神の民として選ばれましたが、古い体質のままでした。

・天からのパン
 そこで神は、荒野の40年間、徹底した訓練を与えました。それは神の恵みによって天から食料を与え、それに依存して生きる習慣をつけさせることでした。夕方のウズラもそうですが、何よりも朝に宿営の外に生じる「マナ」がそれでした。彼らは、神のことばに従って毎朝、それを集めて食料にしました。不思議にもそれは、各人、各家庭にちょうど良い量が与えられました。

・みことばによって生きる訓練
 この出来事について、後にモーセは次のように語っています。「人はパンだけで生きるのではない、人は主の口から出るすべてのもので生きる、ということを、あなたにわからせるため 」申命記8:3と。そのことをまずは、「マナ」という奇跡の食物で示されましたが、その意図することはみ言葉によって生きるということです。
 この点について主イエスご自身も次のように語ります。「人は神の口から出る1つ1つのことばによる 」マタイ4:4。それにより人間として神の子として祝福された歩みが可能となるのです。