2019/7/21 出エジプト17:8~16 主はわが旗


・アマレクとの戦い
 シンの荒野でイスラエルの民は、初めて戦いを経験します。アマレク人は荒野の民で、彼らは遊牧と略奪を生業とする人々でした。モーセはヨシュアを指揮官に任命して戦場に出します。彼はモーセの従者であると同時に、約束地でリーダーとして幾多の戦いを指揮することになる人物でした。

・モーセの手
 この時、モーセ自身はアロンとフルという長老を連れて丘の頂きに登り、神の杖を手に持ってかかげました。「モーセが手を上げているときは、イスラエルが優勢になり、手を降ろしているときは、アマレクが優勢になった」とあります。肉と武器の戦いの背後で、霊の戦いが展開されていたのです。モーセの手が重くなったときに、アロンとフルが両側からモーセの手を支えたので、結局、ヨシュアはアマレクを打ち破ることができたのでした。

・主は わが旗
 モーセは記念の祭壇を築き、アドナイ・ニシと名付けました。「主はわが旗」という意味です。神の民にとってどのような戦いや業も、根本は霊の闘いであって、祈りを通して主なる神に向き、その祝福を求める大切さを示したのです。
 このことは新約の民である私たちの場合も同様です。主イエスのために、色々と業や奉仕をなすのですが、背後に祈りがなければ「アマレク」に圧倒されるのです。反対に祈りのバックアップですべての奉仕は祝福されということです。