・むさぼったことなく
「人の金銀や衣服をむさぼったことはありません」と、使徒パウロは自分の立場を利用して「むさぼる」ことがなかったことを明言します。むしろ「両手は」自分と仲間の必要のために働いたと語っています。自分のあり方を通して、無欲で献身的なリーダーの姿勢を示しています。
・弱い者を助け
さらに「労苦して弱い者を助けなければならないこと」の大切さを語ります。それはキリストのあり方であり、リーダーがまず、キリストを模範とした姿勢を示し、それが教会全体の姿勢になるように教えています。世では強い者が主体となりますが、教会では弱い者に合わせ、全体が進んで行くということです。
・受けるより与える方が
主イエスの言葉として「受けるよりも与えるほうが幸いである」と語ります。世の人は、受ける幸いのみを求めます。しかし新しくされた人は「与える方が幸い」を知っています。パウロは、教会の中で、率先して「与える方が幸い」であることを示しました。そして教会リーダーたちも、その「幸い」を身をもって知り、示していくように促しています。