聖霊と派遣
アンテオケ教会には色々な背景を持つ預言者や教師たちがいました。彼らは教会における聖霊の臨在を信じ、新しい宣教活動の方向について導きを求めて祈りました。その結果、聖霊は明確な導きを与え、「バルナバとサウロを」神の「任務につかせなさい」と語ります。聖霊の臨在はエルサレム教会だけではなく、他の町にできた教会でもまったく同じだったのです。
・第1次伝道旅行…聖霊に派遣され
「ふたりは聖霊に遣わされて」とあります。聖霊は教会の主であり、宣教の主です。聖霊の派遣よってのみ、宣教活動は可能となります。パウロとバルナバ一行は200キロ東のキプロス島にわたり、各都市のユダヤ人会堂で語ります。救いの約束は、まずユダヤ人に伝えられなければならないからです。
・聖霊に満たされて
キプロス島の州都パポスではユダヤ人魔術師エルマとの遭遇について書かれています。彼は総督の入信を妨げようとしました。しかし「パウロは、聖霊に満たされ」さばきを宣告します。宣教の具体的現場でも聖霊の働きが重要なのです。エルマはたちまち目が見えなくなり、悪行と高慢は砕かれました。それ見た、総督は「主の教えに驚嘆して信仰に入った」とあります。
聖霊が教会と宣教の主であることは、今の時代でも同じです。