2018/7/15 使徒の働き12:1~17 祈りと救い


・迫害と投獄
 ローマ帝国の信任を得て国王になったヘロデ・アンティパスはユダヤ人の支持を得ようとして使徒ヤコブを殺害し、次にペテロを捕らえて過越の祭りの後に公開処刑しようしました。そして頑丈な牢獄に入れ、さらには四人一組の兵士、四組を配置して厳重な警備のもとに置きました。獄中では、ペテロの両足を鎖で拘束していました。

・救い…御使いを遣わして
「すると突然、主の御使いが現れ、光が牢を照らした」とあります。奇跡的救いが起こったのです。いかなる闇の力も神の光に屈します。ペテロは御使いに起こされて、その後に従いました。御使いの前では鎖もほどけ、兵士は眠りこけ、鉄の門も難なく開かれました。
 ペテロは夢心地でしたが、外に連れ出され、彼のもとから御使いが離れ去ったとき始めて我に返りました。

・祈る教会
 迫害の最中、教会は1つ所に集って「熱心に祈り続けて」いたことがしるされています。神は彼らの祈りに応えて、御使いを遣わし、奇跡的救いを与えていたのです
 ところが当の教会は、ペテロが解放されてから報告に訪れたとき、誰もが彼の解放を信じませんでした。彼らは祈ってはいましたが、自分たちの祈りの力を十分に認識していなかったのです。