2018/4/8 使徒の働き5:17~32  いのちのことば


・世と迫害
 大祭司とサドカイ派の権力者たちは使徒たちに対してねたみを持ち、彼らを捕らえて拘束します。使徒たちはキリストの福音を委ねられていた者たちでしたから、小さな集団の行く末を完全に閉ざしてしまう行為でした。世はいつの時代にも、福音と教会に対してこのように敵対します。

・「いのちのことば」と神の国
 「ところが、夜、主の使いが牢の戸を開き」とあります。天使は神のしもべであり、神の国を守る無敵の軍勢です。教会を神の国として、天使が救いの手をのべているのです。さらに「人々にこのいのちのことばを、ことごとく語りなさい」と命令します。福音には、永遠の生命が宿されており、福音宣教が地上に誕生した神の国の第1の務めです。使徒たちは、天使の命令通りに大胆に語っています。

・はずかしめと喜び
 使徒たちは、再び、ユダヤ当局に拘束され、詰問されます。しかし彼らは憶することなく「人に従うより、神に従うべきです」と大胆に弁明します。さらに鞭打ちにあいますが、「御名のためにはずかしめを受けるに値する者とされたことを喜び」とあります。
 使徒たちは目前の権威に憶することなく、目に見えない神の国を信じ、その使命を喜んで成し遂げたのです。
 私たちも神の国に仕える者たちですが、委ねられた「いのちのことば」の宣教にいそしみましょう。