配給の問題
教会が成長するにつれ、内部の問題も表面化しました。ギリシャ語を使うユダヤ人やもめへの配給が滞るようになったのです。このことは、教会の働き人の問題をクローズアップすることになりました。つまり12人の使徒たちだけでは、教会のすべての奉仕に対処しきれないということです。
・七人の奉仕者
そこで使徒たちは教会全員の中から七人の奉仕者を選びださせ、自分たちは「みことばと祈り」の奉仕に専念することを宣言します。新しい神殿である教会の根幹は神との接点であり、それがみことばと祈りだからです。そして七人に手をおいて祈り、新しい奉仕者として任職します。その結果、教会の内に聖霊が働き、さらに成長していきました。
・新しい神殿…教会
教会は、これ以降、エルサレム以外にも成立し、そこで外国人牧師、監督、長老、様々な奉仕者が立てられることになります。それによってどこにあっても新しい神殿、キリストの体として祝福されていくことになったのです。