2018/2/11 使徒の働き2:22~36 あなたがたが十字架に



・神があなたがたに
 ペテロは集まってきた群衆に説教を続けています。その内容は、ナザレ人イエスこそ、神があなたがたのために与えたキリストであるということです。その証拠として地上の公生涯において「力あるわざと、不思議なわざと、あかしの奇跡を行われ」たということでした。そのイエスは結局は、十字架につけて殺されます。

・復活による証拠
しかし神は、この方を死の苦しみから解き放って、よみがえらせました」とあります。死者の中からの復活を通して、神はさらに強力なイエスこそ神の子キリストであるという証拠を示します。ペテロはまた、詩篇16篇によって、復活の預言を示して、「イエスこそキリスト」の証明を補強しています。

・あなたがたが十字架に
 最後に「イエスを、あなたがたは十字架につけたのです」とユダヤ人の群衆に言葉を向けます。神は与えられたのに、あなたがたは退け、十字架につけたと、彼らの罪の深刻さを顕わにしています。
 私たちは、「あなたがた」とはただユダヤ人だけに限定してしまいがちです。しかしそれはすべての人がそうであり、現代の私たちもそれに当てはまることを覚えなければなりません。つまり私たちもかのユダヤ人たちと同じように、神に反逆するエゴと罪を持っているからです。