・救いの達成と従順
キリストによる救いが、私たちに対して提供されておりますが、私たちもまた、従順という姿勢を貫くことによって、その自分に提供されている救いを達成することができます。
その場合、目の前にいる誰かに対して従順になるというのではなく、目に見えない神に対してへりくだって従うことが大切です。「わたしがいるときだけでなく、私のいない今はなおさら 」とはそのことです。
・神による志
「神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ…」とあります。神は、天上だけ、昔だけの神ではなく、今も、私たちの内に生きて働かれる神です。特に、私たちの心の内に働いて志を立てさせる働きをなさいます。ですから、私たちは自分の内に湧き起こる志を吟味し、神からの思いである場合は、謙遜さと誠実をもって受け止めることが大切です。
・事を行わせる
「…事を行わせてくださる 」とあります。「事」とは、私たちの信仰生活の事柄、業ということです。それは日常的なことの場合もあるのですが、神に喜ばれる事であり、私たちの救いとなる事であり、周囲の人を救いに導く事につながるのです。
このように神は絶対的主権者ですが、土の器に過ぎない私たちの心と体をも、新しく生き返ったものとして、豊かに用いて下さるのです。