・受胎告知
天使ガブリエルはナザレの処女マリヤのところにやって来て、受胎告知をします。彼女は、ダビデの子孫ヨセフの許婚でした。
「あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい」。イエスとは「主は救い」という意味であり、神の子キリストにふさわしい名です。
・神に不可能なことはない
マリヤは身に覚えがない御告げに戸惑いますが、御使いは「神にとって不可能なことはありません」と断言します。聖書で啓示されている神は無から有を創造する全知全能者です。その神であるならば、処女が神の子を身ごもることも不可能ではないのです。
・マリヤの応答
「どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」
マリヤは人間的な理屈で神の力を制限することなく、全能の神の前にへりくだった姿勢で応答しています。その結果、彼女は聖霊によって神の子をやどし、また心には永遠の生命を宿しました。
・私たちのうちにも
マリヤの信仰姿勢は、私たちの模範です。私たちは肉において御子イエスを宿すことはありません。しかし、マリヤと同じように神とそのみ言葉を信じるときに、滅び行く古い人を脱ぎ去り、永遠の命を宿す新しい人とされるのです。