・私たちの「強い町」…神の都
「その日」とは、イザヤにとっては未来の時代ですが、私たちにとってはまさに「今の時」です。この時代に、神は私たちのために「強い町」を建設されました。
それは目に見える城塞都市ではなく、イエス・キリストを基礎とする霊的な町で、目に見えるいかなる守りよりも強固です。また「ハデスの門」もそれに打ち勝つことができません。
・志の堅固な者
「強い町」である「神の都」に入ることができる者は、「誠実(アーメン)を守る正しい民」とあります。それは「信仰によって義と認められた者」ということです。さらに「志の堅固な者」です。それは神に心をしっかりと向けて「信頼し続ける人」のことです。
・全き平安
「全き平安」とは、「シャローム、シャローム」ということです。それは地上の力によっては獲得することができません。ただ、神の圧倒的な恵みの力によって実現します。
地上には必ず患難があり、目に見える「シャローム」は永続しません。しかし「全き平安(シャローム シャローム)」は地上の患難の中でこそ、実現していきます。つまり信仰者の志は、患難の中で強化されていくからです。ローマ5:3~5に次のようにあります。
「患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す…。この希望は失望に終わることがありません。」