・「その日」の裁き
聖書の歴史観は、はじめがあり、終わりがあるというものです。神は正義の神であり、その基準に従って、「その日」に徹底的な審判を下されます。
多くの者たちは裁きの対象となり、「主の恐るべき御顔」「ご威光の輝き」を避けて、逃げ惑うというのです。それはさながら、日陰の虫たちが突然太陽に照らしだされた時のようです。
・すべての高慢が低くされる
主なる神が、特に裁きの対象とするのは、「高ぶる者」「高慢な者」です。また木々を偶像化する者たち、山々を偶像化する者たち、全て主なる神以外の者を崇拝する者たち、人間の文明を誇り、主なる神を排除する者たち、人間とそのエゴに執着する者たちです。
・神のみに栄光
そして「その日」には、「主おひとりだけが高められる」とあります。主は天地創造の神であり、絶対的な支配者です。また主なる神だけが良さと優れた性質をもち、卓越した知恵と力に満ちた存在者です。
すべては主なる神を高め、たたえなければならないのです。被造物も主なる神を高め、一切の栄光を帰すときに調和と幸いを回復するのです。
・「その日」を前に
私たちは、「その日」の裁きの前に、預言者を通して警告が与えられています。そこでそれを良く覚えて、自分の高慢を砕いて、へりくだるべきです。またキリストをとおして救いの道に導いてくださっている神を心より崇めるべきです。