2012/4/29 ローマ15:1~6 強い人も弱い人も

・強い人と弱い人
  私たちには色々な点で、格差があります。力がある強い人と弱い人、能力がある人とない人、持つ人と持たない人というふうにです。世の中では、強い人は自分を誇り、弱い人は苦しむだけという矛盾が生じがちです。  また信仰者の場合も、信仰の自由だけを主張すると個人主義が行き過ぎて、強い者が弱い人に関知しない自己中心に陥る危険性があります。

 ・強い人は隣人の弱さをになう
  しかし「力のある者は、力のない人たちの弱さをになうべき」です。また「隣人を喜ばせ、その徳を高めるため」に力を用いるべきです。それは強い人の力は隣人のために用いるために与えられた神の賜物だからです。

   ・キリストにならう  「キリストでえ、御自身を喜ばせることはなさらなかった」とあります。むしろ私たちが受けるべき裁きを自ら進んでその身に受けて、十字架の死にまで到りました。キリストは私たちの贖い主であるだけではなく、私たちの道しるべです。私たちが救われたのは、小さいキリストになるためです。

・強い人も弱い人も 教会には色々な点で強い人と弱い人がいますが、互いが互いの弱さをになうべきです。その関係がキリスト体の強い関節になり、一致が生じます。  またそこに聖霊が豊かに注がれ、「心を一つにして、声を合わせて」神をほめたたえるようになるのです。