・からし種と神の国
「神の国は・・・からし種のようなもの」とあります。からし種は直径0.5ミリでゴマの1/5ほどの小ささです。どのような野菜の種よりも小さく、その生命力もちっぽけなものに過ぎないと錯覚しがちです。しかし成長するとどの野菜よりも格段に大きくなり3~5メートルに達します。空の鳥も巣を作れるほどです。
・神の国の小ささと大きさ
神の国も外見は小さくとるに足らないもののように見えます。言葉に過ぎないこと、十字架の躓きが伴うこと、そこに信仰だけで入れるという手段も頼りないもののように感じられます。
しかし外見に囚われずに御言葉を信じて忍耐して育み育てていくときに、それは世のどのような人、団体、民族も太刀打ちできないような格段に大きな存在となります。世のものは滅びさるのに、神の国は永遠という格段の対比があります。
・神の国と生命の御霊の原理
また御言葉には神の力、すなわち生命の御霊の原理が働きます。「キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放した」ローマ8:2とあるとおりです。世の生命力も営みも一切は罪と死の原理の中で滅び去ります。しかし神の国の種を宿す者たちには生命の御霊の原理が働き神の力と愛が注がれ永遠の生命に至ります。
神の国の大きさは世の終わりにならないと分からないのではなく、今の時にも心に宿る御言葉の約束を深く覚えるときに明瞭に味わうことができるのです。
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