・心の痛み
ハンナは子どもが生まれないということで心の痛みを覚えていました。その痛みは夫も癒すことができず、ただ神によってのみ癒されるものでした。
出産ということだけではなく子育てにおいても、母の「心の痛み」「憂いといらだち」があります。子どもを愛しているゆえの痛みですが、それも神のみが癒すことができる心の痛みです。神は母の痛みを通して、深い交わりを求めているのです。
・祈りで心の痛みを打ち明ける
ハンナは「主に祈って、激しく泣いた」とあります。神の前で自分自身の痛みをそのままにさらけ出したのです。神と深く交わるためには、自分の心の痛みを認めて、「注ぎ出す」ことが大切です。
私たちが神の前に痛みをさらけ出すときに、神の霊も共鳴するように「深いうめき」「私たちのためにとりなしてくださいます。」(ローマ8:26)
また御霊の導きの中で、神と深い慰めを得ることができます。神御自身が痛みを知る神だからです。(Ⅱコリント1:4)
・祈りを通して聖められる
「私はその子の一生を主におささげします」とあります。ハンナは祈りの中で自分も自分に与えられる子どもも一切を神にささげました。
母の心の痛みには、自分の欲も絡んでいる場合があります。私たちの欲は神に受け入れられません。そこで祈りの中で欲を焼き尽くして、聖められた願いとすることが大切です。それは神にささげるという姿勢で可能となります。その時に私たちの思いはきよめられて、神に受け入れられる祈りとなります。
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