・キリストにある言葉と知恵
パウロはコリント教会に与えられた神の恵みを感謝しています。具体的には福音を通して、神とキリストについての言葉と知識が豊かになったことでした。人間の集団は言葉と知識によって独自性を作っていきます。教会はキリストにある言葉と知識で世の言葉と知識と区別された信仰集団です。それが世にあって聖いということです。
・キリストにある賜物と待望
「キリストについてのあかし」とは福音のことです。福音による恵みはさらに霊的な賜物という形で具現化されていきます。預言の賜物、癒やしの賜物、治める賜物など教会には色々な賜物が現れてきます。それによって他者の徳を建て上げ、教会を形成することになります。教会の成長には、この賜物がさらに豊かにされていくことが大切です。
「熱心に…キリストの現れを待って」とは、再臨待望です。教会はこの世に凛として建てられ、さらに永遠の希望を灯す群れです。
・キリストとの交わり
最後に「…キリストとの交わりに入れられ」とあります。 これも福音による神の恵みです。交わりとはコイノニアですが、愛による深い交わりを意味します。教会は地上に存在するのですが、霊的にキリストの愛に深く結び付けられているのです。「いつまでも残るものは信仰と希望と愛」とありますが、教会はまさしく永遠のもとに置かれています。
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