・深みに漕ぎ出して
主イエスはペテロに対して「深みに漕ぎ出して、網を下ろして魚をとりなさい」と語ります。ペテロは夜通し漁をしていたのに、魚が何一つ取れていませんでした。それで一時躊躇します。しかし主イエスの言葉だったので、ダメでもともとという気持ちで従いました。
・召命
しかし結果は、経験したことがないような大量でした。そこでペテロは主イエスが神の人という認識を持ち、恐れます。その彼に対して主イエスは「こわがらなくてもよい。これから後、あなたは人間をとるようになるのです」と召命の言葉を与えます。生涯に渡って、主イエスと福音に仕える弟子となる招きです。それに対してペテロも仲間たちも「何もかも捨てて、イエスに従った」とあります。
・私たちの「深みに」
この物語は、過去の出来事を書き留めただけではなく、現代の教会に対する語りかけです。現代も、主イエスの弟子として、福音宣教を担う器が必要です。そこで主イエスは今も、個人個人に対して召命を与えます。またこれは個人だけではなく、教会に対する召命です。教会は、世という湖での漁に、しばしば挫折を経験します。その度ごと、主イエスは「深みに漕ぎ出して」とチャレンジを与えられるのです。
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