2016/9/18 敬老の招待礼拝 ゼカリヤ14:6~8 夕暮れの時の光



・夕暮れ時の光
 預言者ゼカリヤは、主の日の幸いについて「光も、寒さも、霜もなくなる。」と表現し、また「夕暮れ時に、光がある」語ります。この「光」は異なる異次元の光です。地上でも夕暮れ時の光は、特別な輝きを放ち、神の国の前触れのようです。

・老年と「夕暮れ時の光」
 老年時代は、よく夕暮れ時にたとえられる場合があります。確かに朝の成長期が過ぎ、昼の労働の盛りの時も過ぎ、人間の一生の円熟期と言えます。この人生の「夕暮れの時」に、様々な異次元の光を見ることができます。ある人はこの時に、趣味やボランティアを満喫します。それは人生の収穫のような楽しみです。老年にして初めて味わう旅の味もあるかと思います。

・霊的な光
 さらにまた、老年になって初めて味わい知る霊的な光もあります。それは老いを覚え、また弱さを覚えた時に見る光です。「外なる人は衰えても、内なる人は日々新たに(Ⅱコリ4:16)という「新しい光」です。
 さらには「主の日」に顕わになる神の光を垣間見るということもあります。私が若い時のことです。ある老婦人が近づいてきて、個人的に証しをしました。「私はいつも神様に「しもべの時はいつですか。」と祈っているのです。」と。そこに、当時の私には未知の霊的光を垣間見た体験でした。