2016/7/31 創世記21:1~14 イサクから出る者



・イサクとイシュマエル
 神の約束の通り、アブラハムとサラの間に男の子が誕生しました。彼の名は神の命令通りに「笑う」を意味するイサクと名付けられました。それは神の力と恵みによる誕生という信仰告白が込められていました。
 しかし「乳離れの日」に、サラはイシュマエルがイサクを「からかって」いる光景を目にします。イシュマエルの「からかい」は、正妻の子を軽んじるということだけではなく、神の恵みと力を無視する行為でした。

・アブラハムの悩みと神の言葉
 サラはアブラハムに対してハガルとイシュマエルを追い出すよう要求します。アブラハムにとっては自分の子のことなので「非常に悩み」ました。その時、神はサラの言うとおりにするようにと語り、さらに「イサクから出る者が、あなたの子孫と呼ばれる」と示されます。

・イサクから出る者
 「イサクから出る者」とは、イサクと同じように、神の言葉によって生まれる者、肉ではなく霊による子孫と言うことです。これ以降も、神はアブラハムの子孫と明確にするために、繰り返し肉のものを退け、霊の者たちが祝福の継承者であることを明らかにされます。
 私たちも「イサクから出る者」として、キリスト信仰によって祝福に招かれました。私たちもまた、たえず肉のものを退け、霊のものを保つため、神のお取り扱いを受けるのです。