2015/4/12 ゼカリヤ書4:1~7 主の霊によって



・金の燭台
 ゼカリヤは金の燭台の幻を示されその不思議な幻はゼカリヤの魂に深く刻まれました。燭台には7つの灯火皿があり、そこには左右にあるオリーブの木から油が供給されているのです。この幻が意味することは、神が民と共におり、御霊とその恵みを無尽蔵に注ぐということです。

・主の霊によって
権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって」と語られます。人間の権力や富、また個人の力や能力によってことをなそうとするのではないこと。むしろ主なる神を信頼し、その霊の力よってなすということです。
 私たちは目に見えるものに頼ろうとする性向を持ちますが、神の霊のみが目に見えるものより大きく、確実にことを実現できるのです。このことはただ旧約の民について語られているだけではなく、何よりも現代の教会に対してのメッセージです。

・大いなる山よ
 「大いなる山」とは、目の前に立ちはだかる困難を意味します。山とあるように、それは梃子でも動かないように思われることがあります。しかし、地上の何よりも大きな神のみにより頼んだときに、「恵み、恵み」と叫んでいるような音を立てるようにして取り除かれるのです。