2015/1/11 ヨハネ福音書11:47~57 ラザロの復活



・墓に来て
 「イエスは墓に来られた」とあります。墓は死の世界の象徴であり、その門です。主イエスは、死の世界に挑戦するようにしてラザロの墓に来ています。
 「死んだ人の姉妹マルタ」とは、彼女の心が死に支配されており、絶望感の中にあることを暗示させています。主イエスは、心に及ぼしている死の力に対しても挑戦しています。

・復活の主イエス
 主イエスは祈りの中で「あなたがわたしをお遣わしになり」父と1つであることを明らかにします。それによって、主イエスが父と同じように無から有を創造し、死者を復活させる方であることを示します。同時に、彼のことばが復活のことばであることも示しています。

・ラザロの復活
 「ラザロよ。出てきなさい。」と主イエスは大声で叫びました。その声は墓の中に安置されていたラザロに届く音量でしたが、同時に霊的にも深く響き渡ることばでした。そして、墓の中で死の眠りにあったラザロに届き、彼の魂と肉体をを死の眠りから目覚めさせます。「死んでいた人が、手と足を長い布で巻かれたままで出て来た 」とあります。この時にラザロとともに周囲にいた人々の心も死の支配から解放されることになります。

・私たちの復活
 今の時代も、主イエスはみことばと共に私たちの元に来て、私たちの心を死の支配から解放しておられるのです。