・ラザロの死
ラザロはキリスト信者で、私たちの代表として登場しています。彼は重病になり危篤状態でした。しかし主イエスはすぐには赴かず、愛しているがゆえに「なお二日とどまられた」のです。
「主イエスは病気は癒せるが、死に対しては無力である」という不信仰を正して、より飛躍した信仰に導くために、あえて訪問を遅らせたのです。
・この病は死に至らず
「この病気は死で」終わらずと語られます。主イエスを信じる者は、天の戸籍に名前が刻まれていて、彼は神に覚えられており、常に生きています。彼らにとって肉体の死は眠りに過ぎません。そして、その死の只中で神の生命と栄光がクリヤーに示されます。ラザロの場合も然り、私たち信仰者の場合も然りです。
・私は甦りです
「わたしは、よみがえりです。いのちです・・・」とあります。「わたしは・・・です」とはエゴ エミーというギリシャ語のことばで、神としての存在者を示します。主イエスは神であり、絶対的な甦りの生命を持っています。生命の火は尽きることがなく、消えたと思われるときにも、より勢いよく燃え上がります。
・「あなた」は信じますか?
「信じますか」とはマルタだけではなく、私たちに対しての問いです。キリストの甦りの生命はご自分だけのものではなく、信仰によって彼との接点を持つ者たちにも分け与えられる溢れる生命なのです。あなたはこのことを信じますか。