・ナルドの香油
一人の女が「純粋で、非常に高価なナルド油」をイエスの頭に注ぎました。香油は女の奉仕の質を象徴しているようでした。人間的不純な意図が何一つ含有せず、自分の命をささげきるような奉仕と言うことです。ナルド油と共に、女の奉仕の香りが漂っているのです。
・弟子たちの憤慨
「何人かの者が憤慨し」とあります。彼らは表向きは貧しい人たちのことを思っているようですが、実際は人間的欲が隠れていました。いくら良い奉仕と言っても、人間的欲や意図が付きまとっていたのでは、奉仕は嫌な臭いも付きまといます。
・イエスの評価・・立派と
「わたしのために、りっぱなこと」と主イエスは、女の奉仕を評価します。女は主イエスから受けた恵みの応答として、香油を注ぐ奉仕をしただけだったのです。女もまた、自分のニーズにあった自分のための有り余る贖いを受けていたのです。
主イエスは御自身の恵みの応答としてなす心からの奉仕をすべて快く受け取って祝福してくださいます。
・福音の記念の香
「福音が宣べ伝えられる所なら・・記念となる」。福音とは、主イエスの恵みと救いを入れる器です。福音が伝えられ、受け入れられるところでは、いつでも救いが実現します。そして応答としての奉仕によりキリストの香りが漂うのです。
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