2010/6/6 マルコ12:38~44 礼拝の心得

・律法学者の偽善に対する警告
 主イエスは律法学者たちの偽善に気をつけるように警告されます。彼らは自分の敬虔さ、権威、優越さを人の面前にアピールするためにのみ心を配っていました。「長い衣を着て歩き回ったり、広場であいさつされる・・・会堂の上席、宴会の上座が大好き」でした。しかし偽善は人の目はごまかせても、神の目には悪として判断され、「人一倍きびしい罰を受ける」のです。

・貧しいやもめの献金
 正反対の例として「やもめの献金の話」が紹介されています。貧しいやもめがレプタ銅貨2つ(約100円)を投げ入れました。それは金額としては小さいものでしたが、貧しいやもめにとっては「生活費の全部」でした。主イエスは「どの人よりもたくさん投げ入れた(献金した)」と最大限の評価を与えました。

・礼拝の心得
 この2つの物語を通して、主イエスは私たちに礼拝と信仰生活の心得を示しておられます。第1に、私たちは偽善であってはならないと言うことです。人の目を気にしてばかりでは、いくら人の評価を得たとしても、神の前では「きびしい罰」を受けることになります。
 それに対して、私たちの奉仕、ささげ物が、いくら小さいものでも、神様の前に精一杯捧げたものならば、神は「善し」としてくださるのです。目に見えない神を信じて、心からのささげ物をすると言うことが大切なのです。

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