2012/3/18 ローマ13:11~14 キリストを着る

・今という時を知る
  聖書には、一つの歴史観があります。それは将来に救いが完成するイエスの再臨の日があるということです。教会は、その「日」を目ざしながら地上に存在しています。  再臨の時は、いつか分かりませんが勢いよく接近しています。私たちは、「今」の意味を覚えて、生活スタイルの転換が求められています。

 ・光の武具を身に付けるとき
  「やみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けようではありませんか」  「やみのわざ」とは、この地上の様々な欲や快楽や汚れた業のことです。地上に執着しているときに、これらの虜になります。救いにはいるためには、まずその一つ一つを捨てることが大切です。そして、「光の武具」を装着するのです。これはやがて到来する神の国にふさわしい装着物です。つまり神の聖さと神が喜ばれる生活スタイルを身に付けることです。

・キリストを着る
 「主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。」  「キリストに従う」「キリストに学ぶ」という勧めよりも、より徹底しています。役者が役作りのために、原作を読み解釈し、試行錯誤して主人公になりきる場合があります。ちょうどそのように、私たちはキリストの言葉から学び、解釈し、黙想し、祈り、試行錯誤して、キリストの生き方、生活スタイル、人との関わり方、心と思いを自分のものとしていくようにということです。